事業紹介 
-鋳 物-

UACJ鋳鍛の3つの事業

鋳 物

UACJ鋳鍛のアルミ精密鋳物製品

UACJ鋳鍛は、マスター型製造技術と石膏型を用いた独自の低圧鋳造技術を確立し、精密・高品質な鋳造品を製造しています。
当社ではこの低圧鋳造技術による量産体制を海外工場のUACJ Foundry & Forging(Vietnam)に整え、コンプレッサホイールを中心に世界へ向けて供給しています。

低圧鋳造法

低圧鋳造法は、アルミ溶湯に低いガス圧をかけて製品の型内に流し込み成形する鋳造法です。
鋳造時にアルミ酸化物の巻き込みなどによる内部欠陥を抑制し、強度・耐久性、寸法精度に優れた高品位なアルミ鋳物を安定して作り出します。

石膏造形

鋳造に使用する鋳型を、製品形状に合わせて特別に配合した石膏を鋳型作成用の型の中に流し込み固める事で制作します。

鋳 造

石膏鋳型を鋳造型に入れ、その下からアルミを注入する事で鋳造を行います。

熱処理

鋳造で製造された製品の強度を出す為に、熱処理を実施します。熱処理は溶体化処理と時効処理を行っています。

外観検査

製品の表面に異常がないかの確認を行います。外観検査の他、蛍光浸透探傷検査、抜き取りによる内部品質確認検査や形状検査を実施しています。

主な製品

コンプレッサホイール

コンプレッサスクロール

ヒートシンク(ピンフィン鋳物)

コンプレッサホイール

複雑形状精密部品を
鋳物、削出で量産供給

ターボチャージャー用コンプレッサホイール材は、お客様のニーズに応じて精密鋳造と削出の二つの方法で製造されます。 当社ではその両方に対応して量産製造を行っています。鋳物品ではゴム型、石膏鋳型を使用した自由で滑らかな曲面を含んだ形状への対応が可能、削出は高精度な寸法への対応が可能となっています。 工程内で発生する切粉や端材については、自社内やグル-プ内で循環させることにより、資源の有効活用を実現しています。

 

鋳物品の製造工程

主要設備
造型ライン 4ライン
石膏乾燥炉 8基
鋳造機 8基
HIP炉 2基
熱処理炉 3ライン(溶体化+時効で1ライン)
NC旋盤 4ライン(旋盤: 8台)
バランス修正機 3台(Φ60 mm以上用: 1台)
検査機器
蛍光浸透探傷検査装置 2台
超音波探傷検査装置 1台
三次元測定器 3台
引張試験機 2台
渦流探傷検査装置 5台
X線探傷検査装置 2台
発光分析装置 2台
硬さ試験機 2台

 

削出品の製造工程

主要設備
切断機 2ライン
旋盤 15ライン(<1ライン> 旋盤: 2台、ローダー: 2台)
5軸加工機 19ライン(<1ライン> 5軸加工機: 2台、ロボット: 1台)
バランス加工機 10ライン(<1ライン> 測定器: 2台、修正機: 1台)
検査機器
三次元測定器 4台
光学式プロファイラ 2台
三次元デジタイザ 1台
形状測定器 1台
真円度測定器 6台
エアマイクロメータ 2台
粗さ測定器 2台